Classici giapponesi con furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 230.599 caratteri · 458 schermate
と云えばこちらへ来る話を区切りたいのね。寿江子は自分の持っていないから、そして、自分の商売道具だから、そんなところへ買ってやるんなら自分に、という神経にさわるところもあるらしい。父がいれば自分の方を買ってくれるんだのに、そう思うところもあるのね。国ちゃんのいい心持になってお辞儀されるのがすきさからと思うのでしょう。まだ田舎での立場の辛さわからないところがあって。それで、私に相談というわけなのよ。ですから私から間接に話すなんて、水臭いことせずに、寿江子に自分から話して、寿江子の今使っているのでコードの切れたところをなおしてやる、今はそういうことにしておくと、あっさり云えばいいということにしてうち切り。
寿江子は不仕合わせに育って、ひどく浪費的です。自分で知らないで。だから、ピアノなんて、買いなおしたり出来ないものでも、使うのを大切にしないで、それは又国が正反対にラジオでも何でも大切にやかましくつかう気質とぶつかるのね。仕事のものをどうしてこう荒く粗末にするかと、私もその点では腹が立つ位。ですから国とすると、直してやるのも張合いがないっていうの。でもね。