Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

しんしゅうてんまきょう

神州天馬侠

吉川 英治

Leggi 神州天馬侠 (しんしゅうてんまきょう) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 511.765 caratteri · 1011 schermate

Aozora Bunko

「オオ、定めしそれらのものは、一味同類となって、武田勝頼の行方をたずねておるであろうな」

「えッ、どうしてごぞんじでござりますか」

「知らないでか!」

と伊那丸のかけたかまを、たくみに引きうけた龍太郎。わざと少しわらいすまして、

「これにおいで遊ばすは、徳川家のさる御公達。まった某やこの若僧は、みな、浜松城の隠密組だ」

「あッ、さては貴殿たちも、菊池半助どのたちと一しょに、あの僧形を京都へつけてこられたおかたで?」

「さよう――」

と龍太郎は、おかしく思いながら、まじめにおうじて、

「ところで、その僧形であるが、なんと変った消息はないか。すなおに話してくれれば、敵でも味方でもないお主とわれわれ、そこらで仲なおりの酒でも酌もうし、また、ここにおわす徳川家の御公達に、出世の口を取りもってやらぬものでもないが……」

「へへッ」

というと大九郎、慾につりこまれて、草芝の上へあらたまり、おとといの真夜中、呂宋兵衛が手策をつくして従僧ふたりを殺め、ひとりの主僧をいけどってきて、天ヶ丘の古会堂へ打ちこんであるということまでベラベラしゃべってしまった。

すぐお追従をいう軽薄なかれの舌は、それでもまだいいたらずに、つけ加えて、また話すことには、