Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
しんしゅうてんまきょう
神州天馬侠
吉川 英治
Leggi 神州天馬侠 (しんしゅうてんまきょう) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 511.765 caratteri · 1011 schermate
どれもこれも山男のようなたくましい筋肉と、獰猛な形相をもっていて、尻切襦袢へむすんだ三尺帯の腰には、一本ずつの山刀と、一本ずつの鉱石槌をはさんでいる。鷲のくちばしのようにするどく曲ってキラキラ光っている鉱山槌だ。
「ヘエ」と、みんなバカにしたような面がまえで、熊蔵のことばを冷笑した。
「どうして素人にそんなものが見つかったんですえ?」
「素人? ふふん、貴様たちみたいに、銅脈ばかりさぐりあてる玄人とはちがって、しかもこれは金鉱だ」
「ごじょうだんでしょう、めッたやたらに、そんな鉱山があってたまるもんですか」
「いやうそではない、すぐにこれから、その鉱山へ出立するのだ」
「まったくですか? そしていったいそりゃあだれが見つけた山なんで」
「浜松城のご主君、右少将家康様だ!」
「? ……」
みんなあッけにとられてしまった。家康公が鉱山掘夫の玄人だとはのみこめない……という顔だ。
熊蔵はすこしキッとなって、山目付らしい威厳をとった。
「で、これは家康公の直命にひとしいのだから、鉱山へいくとちゅうで、イヤの応のとしぶるやつは、ようしゃなく打ッた斬るからさよう心得ろ」
「へい」