Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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おれはにじゅうめんそうだ

おれは二十面相だ/妖星人R

江戸川 乱歩

Leggi おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 194.415 caratteri · 391 schermate

Aozora Bunko

それにのりこんで、ピューッと、空へとびだしていくのさ。」

じいさんは、千葉県の銚子の近くの海に、おそろしい音をたてておちた、あのロケットのようなもののことを、いっているのかもしれません。井上君は、いよいよ、気味がわるくなってきました。

「だって、カニ怪人はきえてしまったじゃないか。それに、カニ怪人が、ぼくをRすい星へつれていってくれるかどうか、わからないじゃないか。」

井上君は、まるで、夢の中で、ものをいっているような気持でした。Rすい星へいくなんて、できっこないことを、しっていながら、つい、じいさんのことばに、まきこまれてしまったのです。

「わからなくはないよ。カニ怪人さえ、しょうちすればいいのだ。」

じいさんは、わかわかしい声で、自信ありげにこたえました。

「じゃあ、おじいさんは、カニ怪人をしっているのかい?」

「しっているとも、いや、しっているどころじゃない。いま、そのしょうこをみせてやるぞ。」

じいさんは、みょうなことを、いったかと思うと、パッと、姿をけしてしまいました。

じいさんのすぐうしろに、直径一メートルもある大きな木が立っていました。とっさに、ひととびで、その木のうしろへ、かくれたのかもしれません。