Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

おれはにじゅうめんそうだ

おれは二十面相だ/妖星人R

江戸川 乱歩

Leggi おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 194.415 caratteri · 391 schermate

Aozora Bunko

「ワーッ……。」

と、あがるときの声。少年たちは、二十面相をとらえようとして、とびかかっていくのです。

しかし、死にものぐるいのあいてには、とてもかないません。二十面相は少年たちをつきのけ、つきのけ、庭の一方にそびえているシイの木の下にかけよりました。

そこには、シイの木が三本ならんでいました。三本とも二十メートルもある大木です。

二十面相は、右のはしのシイの木のみきにとびつくと、スルスルと木のぼりをはじめました。サルのように、木のぼりがうまいのです。

ところが、二十面相のほかに、もうひとり、やっぱりサルのような木のぼりの名人がいました。それは明智探偵です。探偵は、まるで二十面相と競争でもするように、三本のまんなかのシイの木を、スルスルとのぼっていくではありませんか。

まっくらな庭で、木のぼり競争がはじまったのです。これはいったいどうしたというのでしょう。

小林、井上の二少年は、あまりのことに、あっけにとられて、ぼんやりと、シイの木の下にたちすくんでいました。

そのうちに、シイの木のてっぺんのあたりから、みょうな音がきこえてきました。

「ブルン、ブルン、ブルン、ブルルン、ブルルン、ブルルン。