Classici giapponesi con furigana
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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
Leggi おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 194.415 caratteri · 391 schermate
そのあくる日の午後、三谷さんたち三人は、東京へ出発しました。そして、その晩のことです。前代未聞の大事件がおこったのは……。
十時半ごろでした。そのとき、小林君たち三人は、トキワ館の二階の八畳の部屋に、床をならべて、もう寝ていたのです。うとうととして、ふと気がつくと、下の旅館の事務室の方から、がやがやと、さわがしい声が聞こえてきました。どうもただごとではありません。
「おい、井上君、ノロちゃん、なんだろう。ばかにやかましいね。」
「うん、へんだね。また、巨人の腕があらわれたんじゃないかしら。」
井上君が、ねむそうな声でこたえました。
「えっ、巨人の腕だって?」
ノロちゃんが、とんきょうな声をたてて、ピョコンと、ふとんの中からとびおきました。もう、がたがたふるえているのです。
「下へいってみよう。」
「うん、そうしよう。」
小林君と井上君とは、ねまきのまま、部屋を出ていきます。
「ぼくひとり、おいていっちゃあ、いやだよ。ぼく、こわいよう。」
ノロちゃんは、あわてて、ふたりのあとを追うのでした。
下の事務室には、大ぜいの人が集まっていました。まん中に駅員の服をきた人が立っています。