Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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おれはにじゅうめんそうだ

おれは二十面相だ/妖星人R

江戸川 乱歩

Leggi おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 194.415 caratteri · 391 schermate

Aozora Bunko

これをごらんなさい。」

小林君は、金庫に近づいて、中をのぞきこみ、なにか小さなグニャグニャしたものをひろいとって、恩田さんに見せました。

「これですよ。これが、あなたが見られた真珠のゾウの正体です。」

恩田さんは、そのグニャグニャしたものを受け取って、両手でひっぱってみました。

それは、大きなゴム風船のようなものでした。色は真珠色に染めてあります。よく調べてみると、四本の足のようなものがあって、その先に小さな鉛のおもしがついていることがわかりました。

「あっ、これはゾウのかたちをした風船だなっ。色も、ほんものとそっくりだっ。」

恩田さんがびっくりして、みんなの顔を見まわしました。

「そうです。あいつは、昼間のうちにここへしのび込んで本物のゾウを盗み、この風船のにせものと入れかえておいたのです。恩田さんはこの金庫へなにか入れるときに、山口をつれて地下室へはいったことはありませんか。」

「それはたびたびあるよ。」

「じゃあ、そのとき、山口は金庫の錠の暗号を覚えてしまったのです。恩田さんは山口が気がつかないようにあけたのでしょうが、りこうなどろぼうには、あなたの腕の動きかただけ見れば、暗号がわかってしまうのですよ。