Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
えどさんごくし
江戸三国志
吉川 英治
Leggi 江戸三国志 (えどさんごくし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 577.271 caratteri · 1141 schermate
そして仮面は、あのために迷惑している市ヶ谷の兄の屋敷へ送り返し、自分は心やすく夜光の短刀を探してみよう。
「ああ、それにつけても、金吾が居たならば……」
と思う道の先へ、小さな蝶の群がうららかに飛び乱れて、そこに、人待ち顔な一挺の女駕。
はて?
樵夫とも浪人ともつかない侍が、その砂子塗りの女駕を取りまいて、のどかに煙草をふかしていますが、駕は無紋、付人は異様な郷士?
「誰を待っているのであろうか」
懐中絵図を畳みこんで、万太郎は足を休める振りをしながら、しばらくそこに立ち止まり、その女駕の前を通り越してしまうのが惜しまれました。
馬春堂日記
「どうしたのだろう」
「ウム、もうお見えになりそうなもの」
「道を更えてお帰りになったのではないか」
「すると、こんな所に、ゆうゆうとお迎えの駕をすえて待っていたとて、いつまでおいでになる気遣いはない」
「そんなはずはあるまい。御隠家様のお手元へまいった手紙によれば、今日熱海から江戸へ着いて、新宿追分よりこの道を通ってお帰りになるという前ぶれ」
「おかしいな」
「まあ、もう半刻もお待ちしてみよう」
そこに一挺の女乗物を置いて、人待ち顔に往来を眺めている郷士風の侍のささやきを聞くと、これはまごうかたなき高麗村の人々です。