Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
えどさんごくし
江戸三国志
吉川 英治
Leggi 江戸三国志 (えどさんごくし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 577.271 caratteri · 1141 schermate
かの切支丹族の三人が、おりんを生き埋めにしてその岡の家から、スタスタと拝島の裾へ降りて来たのは。
しかし、まだ熊川の岸までは、十数町の距離がある。また、野を縫う道も西へ東へ、或いは秩父へ甲州路へ、幾すじとなく走っている。岐れている。
彼等がもしその道を、熊川の方へとって来たらいやでも出会うのは必然です。
またもし、彼等がほかの道へ去れば、次郎と月江は事なくそこを通りすぎる代りに、おりんの運命も、あのまま誰にも顧みられないことになるでしょう。
いずれを祈るべきでしょうか。ただ草のみしげる草原のわずかな距離にも、大きな運命の岐路がある。
――あの鼻寺炎上の事があって後、万太郎は小仏の甘酒茶屋へ使いを立てたものとみえます。
そこには、まだ月江が体を養っていました。無論次郎もあれ以来、彼女のそばを離れていない。
万太郎の使いが次郎にもたらして来たものは、すなわち尾州家の秘蔵仮面洞白の般若です。かねて彼が約したとおり、それをいったん次郎の手に貸し与えるかわりに、千蛾老人にわけを話してその了解を得た後は、江戸表市ヶ谷の上屋敷に届けてくれるように――という希望が添えられてある。