Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

てりはきょうげん

照葉狂言

泉 鏡花

Leggi 照葉狂言 (てりはきょうげん) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 49.730 caratteri · 100 schermate

Aozora Bunko

嘘ではない、神信心もしていたようじゃが、しかし大きくおなりで、お達者なように見える。まあ、何より結構。

今では能役者と言うものじゃな。はははは、役者々々。はて、うつくしい、能役者はまた上品で、古風で可いもんじゃよ。私も昔馴染じゃから、これ深切で言いますが、気を着けなされ。む、気を着けなさい、女では失策るよ。若い時の大毒は、女と酒じゃ。お酒はあがりそうにも見えぬけれど、女には、それ、可愛がられそうな顔色じゃ。

いんえ、串戯ではない、嘘ではない。余所に面白いことが十分あると見えて、それ、たまたまで、顔を見せても、雪の雪の字も言いなさらぬ。な、あの児も、あんたには大きに苦労をしたもんじゃが。

早や懺悔だと思いなさい。私もあの時分は、意地が張って、根性が悪うて、小児が、その嫌いじゃったでの、憎むまいものを憎みました。が、もう年紀も取る。ふッつりと心を入れかえました。優しい女での、今もそれ言う通り、あんまりあんたを可愛がるもんじゃから、私は羨しいので、つい、それ嫉妬を焼いて、ほんに、貢さんの半分だけなと、私を可愛がッてくれたらなと、の、嫉妬の故に、はははは、あんたにも可い顔見せず、あの女にも辛かったが、みんな貢さん、あんたのせいじゃ。