Classici giapponesi con furigana
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てりはきょうげん
照葉狂言
泉 鏡花
Leggi 照葉狂言 (てりはきょうげん) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 49.730 caratteri · 100 schermate
」
と静にいう、思いの外なれば訝りもし、はた危みもしつ。
「解ってるの。姉さんがどうにかしておくれなら、それを言ぐさにして、不品行だからって、その養子を出してやろう。そんな奴だけれど、ただ、疎があるの、不遇をするのッて、お雪さんを苛めるばかり。何も良人の権だから、それをとやこう言うわけのものではない。他に落度は無いものを、立派な親類が沢山控えているにつけて、こっちから手の出しようがない。そんならって、浮気などするんじゃなし、生真面目だから手も着けられないでいたのに、ついぞ無い、姉さんを見て、まるで夢中だから、きっとその何なんだって。そして、どうかしておくれなら、もう一廉のものいいがつく。きっと叩き出してお雪さんを助けると継母が云うんだがね。――承知だ、宜しいッて、姉さん、どうして分ったんだね。どうして知っておいでなんだい。」
小親は俯向きたる顔をあげて、
「貢さん、お前さんは何とも思っちゃあいまいけれど、私は何だよ、お前さんの事はというと、みんな夢に見て知ッてるよ。この間だっけ、今だから云うんだがね、真闇な処でね、あッと云う声が聞えるから、吃驚して見ると、何だったの。