Classici giapponesi con furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 230.599 caratteri · 458 schermate
舞台に大きい張りものの南京虫が出て来るのでした。
さち子さんは三十一日に田舎へ行って、もう二枚もハガキくれました、二枚とも目白四ノと書いて三に直してあります。四ノ六二? かがうちだから。きっと随分書いているのよ、ね。旦那さんは細君と子供とがいなくて、さっぱりしたような淋しいような工合でしょう、おばあさんどんなにしているか、見て来ましょう。あすこのおばあさんは、本当に真白な髪で、深く腰がまがっていて、腰を曲げたなり袋をふりまわしてお買物です。
この頃は、牛肉がちっともありません。鶴見かどこかにある巨大な屠殺場では一日七頭の牛を扱っているぎりだそうです、牛として来れば、どこから来ても一頭いくらと公定で、肉となってくれば、近江一等肉ならそれとしての価でうれるわけです。従って、料理屋には入るが家庭には入らず、という珍現象です。うちのもう何年もとっている店も休業中です。
岩手がいわしの本場だが今年は地元の肥料に足りない、何故なら肥料はやすいが、干物にして売り出すとずっとたかくて、静岡辺ではその干物を買ってお茶の肥料にしますから。こういう関係。
下で書いている珍らしさの一つで、間にちょいと稲子さんの『季節の随筆』