Classici giapponesi con furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 230.599 caratteri · 458 schermate
陽気にうれしそうに笑いながら、ここの土地にはどっさりいますよ、と云ったわ。自慢していいものみたいに。その町の裏に出口のない湾みたいなアゾフ海があって、崖があって、人通りがありませんでした。あの博物館や蠅や、この頃いかがの工合でしょうね。大した犠牲です、全く大した。人間は進歩のために自身を最大に浪費するかと思えます。輝は、あなたが余り御ひいきなんで、家じゅうで大笑いしました。又くりかえしますが、男の児の男の児らしく、くっきりしたのっていいわねえ。見ていても愉快で、可愛いことね。男の児の男の児らしさ、而もその無心さ。やっぱり健康さには、この男の児らしさ、女の児らしさが、くっきりしているという点が伴うのねきっと。充実した自然のほほえましさが可愛いという感じに通じているのだわ。この子はほんとに一寸抱いてはいと見せてあげたいと思います。ひるすぎおばあちゃんと母さんのひる休みの間、よく輝は二階へつれて上られて、私の机のわきにねているのよ、そして眠っていることもあり、チュッチュッと音をたてて手を吸っていることもあり。
便通のこと、早速会議にかけましたら、この頃は大変よくなって、毎日一度は必ずあるとのことですから御安心下さい。