Classici giapponesi con furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 230.599 caratteri · 458 schermate
泳ぎを知らないから。私は運動会――競争そのものはしんからきらいだったけれど、体操や何かはきらいではなかったのに。ものぐさというのでもないのだけれど、太郎のは、ね。緑郎がそうでした由。緑郎は最後に出る船でかえるでしょう。この間イギリスから最後の船が日本に来て、それと交換のようにリスボンから日本の船が出るらしいの。外務省へ電報が来ました由。緑郎ももう二十九か三十よ。どんなに変ったでしょう、ひどく変ったことでしょうね。どうかよく成長しているようにと願います。緑郎がかえって、もしこっちにいるようだったら二人の音楽家で、まア私はどういたしましょう。迚も身がもたないでしょうね。緑郎のことはまだ未定ですけれども。
トラさんのことね、硼酸をうすくといたもので洗えるといいそうですが。それに水が硬水ならば、湯ざましは軟水になっているから、ということを云っていた人がありました。どびんのお湯がさめたのは、水道のよりいいというわけね。硼酸のうすいのはなかなかいいらしいのですけれどもね、薬と併用してゆくと。どこかの小学校で殆ど全部かかっていたのが、それを三四ヵ月つづけたら殆ど全部なおりましたって。