Classici giapponesi con furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 230.599 caratteri · 458 schermate
本のこと。ね、どうぞこうやって元気をつけて頂戴。やっと土曜日ごとのおつとめも終りましたし、これから当分又お客をことわって、二十四五日まで大いにがんばって年内に百五十枚ほどわたして、お金いくらかとって、一月十日から又馬力かけて二月十三日までには仕上げるつもりです。
歳末まで赤字なしの御計画ありがとう。本当に案外工合よかったことね。
ほんとにたべもののこまること。私はレバーをのむようにでもしましょう、一番いいでしょうから。おりおりはBと。みかんはこの頃出ています。あんなにいろとりどりだった果物屋が、みかんばかりよ。甘いものは又近いうちいい折にいくらか心がけましょう、午前に出かけるとき。
来年の月明賦はよほど傑作でなければならないと思って居ります。みんなでお祝してくれるそうです。あなたは何がよくて? あなたのいいもの、私のいいもの、そう注文していいのよ。あなたは何が欲しくていらっしゃるでしょう、第一にあげるべきものがあげられないことは悲しい非力として。
あなたの眼が余り手のこんだものでないかもしれないということは、本当に吉報です。今机の上に珍しくバラが二本あります。