후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいのいっかんとしてのにほん
世界の一環としての日本
戸坂 潤
戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면
――処でドイツ哲学的なこの「文化」なるものは、一方に於て人間の知能・性格・の涵養という意味に於ける教養(人間形成)を指すと共に、之に基いて客観的に存在する一つの精神的社会現象をも指している。シビリゼーション乃至啓蒙(アウフクレールンク)も、こうした「客観的精神」や、「教養」を基本として初めてその意義を受け取るのだというのが、この「文化」という観念の利き目なのである。
ドイツの近代観念論の一つの主流は、この文化のイデーをめぐる哲学体系としての「文化哲学」である。之は所謂「生の哲学」とも深い連関を持っている。つまり文化の観念は精神と生(生命)という二つの近親観念によって与えられているわけだ。ドイツのプロテスタンティズム乃至ヒューマニズムと切っても切れない関係にある。そして大切なことは之が又ドイツ哲学による自由と進歩というイデーを条件づけていることだ。というのは、そこでは自由は文化的自由であり、進歩は文化的進歩なのである。その際必ずしも、政治的自由や人類の政治的前進進歩ということは大切ではない。こうしたものがドイツ哲学的「文化」のイデーなのである。だからここに、たとえばフランスやイギリスに於ける考え方と少し違ったものがここにあることを注目しておかなくてはならぬ。