일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せかいのいっかんとしてのにほん

世界の一環としての日本

戸坂 潤

戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면

아오조라 문고

15 ナチス芸術統制に寄せて

それは要するに思想統制の意図に集中するのだ。ただ風俗に対する干渉は最も常識的で、センセーショナルだから、之を通しての思想干渉は一等尤もらしく世間から見られるのである。今日の風俗取締りのヒステリー現象はこの理由から発生する。

元来思想と風俗とは一連のつながりのあるものだ。思想は風俗となって現われるものだし、風俗は思想を象徴する。処で風俗の自然的必然性を、抑圧せねばならぬということは、実は、思想の自然的必然性を抑圧する必要がある時だ。だからつまり、風俗抑圧は言論上のデマゴギーと兄弟分なわけだ。今日道徳振って、とや角云うのは、デマゴーグの身上である。世界のファッショ達は押しなべて道徳屋であることは有名である。彼等は凡て風紀屋である。服装まで妙な制服にしたがるのである。思想に妙な制服を着せるなどは朝飯前だ。「道徳」振りとは思想のこの妙な制服のことである。

(一九三六)

15 ナチス芸術統制に寄せて

同盟通信社ベルリン一九三六年十一月二十七日発のニュースは、ナチ・ドイツにおける芸術批評の禁止を報道している。一般民衆は芸術の鑑賞だけが許されて、批評は許されないこととなり、芸術批評は専ら宣伝省の特許を得た、芸術記者のフルネーム署名入りのものに限るというのだそうである。