후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいのいっかんとしてのにほん
世界の一環としての日本
戸坂 潤
戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면
だ。之は小市民達が大衆的に持っている一つの弱点を利用するもので、何事も善悪の問題に帰着させなくてはおさまらないのが彼等の「常識」というものなのである。
文化呼ばわりに最も力を入れているドイツのナチ文化が、それにも拘らず、否それであるが故にこそ、吾々から見て文化の蹂躙と判定されるという経緯が、今日注目に値いするのである。
ナチによって非アーリア的書物の火刑という儀式が行なわれた時、吾々は甚だ驚いたものだ。之はいうまでもなく、野蛮行為の一つであると思われたからである。儒者を坑にした秦の始皇を思い出したのである。だがナチの支配者に云わせるとドイツ文化を純粋にし、高めるためにこそ、こうしたヴァンダリズム(?)が必要だというのだ。たとえばヒルシュフェルトの性科学研究の如き、ドイツ文化の道徳性を傷つけるものであり、マルクス主義の文献の如きはドイツ的に云って不道徳この上ないもので、非文化そのものだというわけだ。
ゲッベルスによるユダヤ人的自由文芸批評の禁止、文芸批評の法定も亦、驚くべきバーバリズムだと思われた。処がゲッベルス自身によると、これこそドイツ文化の擁護のためには緊急この上のない政策だというのである。