후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいのいっかんとしてのにほん
世界の一環としての日本
戸坂 潤
戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면
支配関係や政治関係という実際上の必要が横たわる処に、初めて宗教や道徳の神聖味が成り立つからだ。
さて医学乃至医術というものを考えて見ると、夫は所謂科学と技術との独特な結合を示しているものである。たとえば、表面上技術から独立しているように見える純正科学や純正哲学というものがあっても、必ずしも世間の人々の嘲笑を買わないかも知れないが、もし仮に臨床から独立し治療や衛生対策から離れた純正医学というようなものがあったとしたら、夫は今の世間から必ず軽蔑されるに決っている。たとえば中世の大学における医学生の試験は論理学の暗記だったということがスコラ哲学の無能の何よりもの良い証拠だと考えられる。その位い医学は要するに医術に他ならないのだ。
だから、医学乃至医術は之まで、どこの国でもいつの時代でも或る神聖な部分を必ず持って来たのであって、中世の欧州やアラビアでは外科医学は神聖でなく、支那では漢字が上手な医者でなければ神聖視されなかったというようなことはあったにしろ、いつもどこかに非常に神聖な部分があって、それが医学乃至医術の本格と考えられて来たのである。ここから医者は「先生」