후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいのいっかんとしてのにほん
世界の一環としての日本
戸坂 潤
戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면
山本宣治の従弟である医学博士安田徳太郎氏は、この下等な神聖味を暴露することが兼々得意である。
ブルジョア社会の官許医学は或る意味では、いわば高級な宗教的神聖味の代りに、物神崇拝的な神聖味を持っている。この医学乃至医術は、ブルジョア乃至小ブルジョア社会の占有物となることによって、極めて高価な商品となり、そこから無限に神聖な価値が生じて来るのである。単に診断や治療技術やアドバイスについてだけではなく、処方投薬においても、ブルジョア社会の法律はこの医学乃至医術の高価な神聖味を保護している。
こうやって官許医学は、丁度思想問題においてもそうであるように、極めて神聖なものとして、これに反して民間療法は反神聖なものとして、この社会では対立させられる。だが安田徳太郎博士によると大衆はこうした官許ブルジョア医学乃至医術の神聖な高価に到底耐え切れないから、おのずから民間療法に走らざるを得なくなるというのである(「民間療法の総批判」――『中央公論』)。大衆が民間療法の方を案外きき目があると考え勝ちなのは、合理的な根拠のある場合を他にすれば、恐らく民間療法が一見神聖味が乏しくて安いと想像されることが、知らず知らずに彼等の意識に反映する結果だろう。