후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいのいっかんとしてのにほん
世界の一環としての日本
戸坂 潤
戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면
要点は彼等の殆んど凡てがイデオローゲンが有つ或る特定のイデオロギーに反感を有っているということである。日本に於ては、「権威ある」科学者から最も敬遠され又は最も憎まれているのはマルクス主義乃至所謂唯物弁証法なのである。
わが国などに於ては有力な社会科学者(歴史家も亦)の殆んど凡ては多かれ少なかれマルクス主義の洗礼を受けている。最もギルド的に意識の固定した文学者や文士さえが、その半ばはマルクス主義を奉じている。処が自然科学や技術家になると、唯物弁証法に就いて真面目に考えて見た者さえ殆んど指で以て数える程しかない。ましてマルクス主義的見地に立ったものは殆んどないとさえ云っていい位いなのが日本に特有な事実である。
マルクス主義は社会科学や歴史の認識にあて嵌まるだろう。だが自然科学に就いては唯物弁証法などはただのフラーゼに過ぎない、とでもいうかのように、「権威ある」自然科学者や技術家は押しなべて反マルクス主義者なのである。併し技術は一体社会的歴史的な範疇ではないか。そして技術によって促され、或いは技術を促すことにならないような自然科学はどこにあったか。自然科学も一つの社会的な所産だという事実をどう片づけるのか。