일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せかいのいっかんとしてのにほん

世界の一環としての日本

戸坂 潤

戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면

아오조라 문고

少なくとも社会の大衆による鑑賞と享受の存する処、必ず批評がなくてはならぬわけだ。「批評」がないということは社会の大衆がないということである。ファシズム乃至ナチス党が、大衆のものでない以上、いつか「批評」は一般的に禁止されねばならぬ運命にあった。それが芸術批評であっても例外ではない筈である。今更驚くにも足りないだろう。

それにしても芸術批評の国定を得意そうに公表する気になるようなドイツ国、つまりドイツの支配者の世界は、何と馬鹿馬鹿しい国であるかと、驚くことに無理はあるまい。その馬鹿馬鹿しさを鹿爪らしく文化的理由を挙げて説明するだけに、馬鹿馬鹿しさはこの上ない。この馬鹿々々しい事件は前記二十七日に発表されたらしいが、それより二日前にはこの札つきの文化国(!)と日本帝国との間に防共協定が正式に締結された。で、まるで日本までがこの馬鹿囃しに責任があるような形になって了ったのである。

二十五日夜のAKは、外交上重大ニュースの発表があるから寝ずに待っていてくれと云って、十時頃この日独協定を放送した。だが国民のかなりの部分は大分前からすでにこの大体の輪郭は知っていたのであり、更に二十五日にそれが発表乃至記事掲載禁止の解除になることも知っていたのである。