후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいのいっかんとしてのにほん
世界の一環としての日本
戸坂 潤
戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면
その際相手の思想を理解するに忠実でなかったというような批評は、大森氏の相手を買い被りすぎているからのことだろう。大森氏が、馬鹿馬鹿しさにテレながら大上段に振りかざしているのを見ると、色々な意味で、私は同情を禁じ得ない。
だが大森氏が挙げた「思想善導の哲学」者達――川合貞一・河合栄治郎・矢内原忠雄・(故)藤井健治郎・の諸教授――は単に一群の、単に一典型の、「思想善導の哲学」者に過ぎない。他群の、他の典型にぞくする「思想善導の哲学」者達がいることを忘れてはならない。ではどういう諸典型があるのか。
大森氏の論文を見るにつけて思い出すのはかつての河上肇博士の「国家社会主義の理論的検討」(『中央公論』)である。ジャーナリズム論壇では之も不思議と、評判が悪い方だったが、私は敢えて之を力作だと考える。それはどうでも好いが、この論文も亦、単に一群の、一典型の、所謂「ファッショ」理論家だけを取り上げているに過ぎない。例えば権藤成卿氏や橘某氏――尤も之はその後有名になったのだが――などという他群の、他の典型の、「ファッショ」論客には触れていない。然るに之は誰かによって確実に取り上げられて幻滅されねばならない代物だったのである。