일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せかいのいっかんとしてのにほん

世界の一環としての日本

戸坂 潤

戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면

아오조라 문고

三木は主任教授西田先生に呼び出されて訓誨を施されたという。之は京都哲学科の伝説にすぎないが、そういう種類の才走った秀才だった。――それはどうでもよいが、この秀才が卒業前に発表した最初の学術的論文は「個性の問題」というのである。卒業論文はカントの歴史哲学に関するものであった(この学術論文? には当時のロマンスを語る序文が付いていた)。それから私が初めて聞いた講演は矢張り個性や非合理性の合理化というような問題であった。――つまり彼は初めからドイツ古典哲学的な意味に於ける歴史哲学者なのである。之が今日に至るまで一貫して動かない彼の思想上の節操なのである。

この態度から見ると、彼の思想とその変化の一切とが、一貫して説明出来る。ハイデッガーに心酔したのはディルタイの歴史哲学を通じてである。ドイツから帰って間もなく、どういう方向に研究を進めるのかと私が尋ねたら、ディルタイからその固有な制限を取り除こうと思っていると答えていた。彼がパスカル研究の論文を続け様に発表して新鮮な設題と美文を以て人を驚かせたのも、実質は必ずしもパスカルにあったのではなくてディルタイ=ハイデッガーにあったことは云うまでもない。