후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいのいっかんとしてのにほん
世界の一環としての日本
戸坂 潤
戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면
漱石文化に立つ岩波的ジャーナリズムは、それ自身アカデミックなものだからだ。ここに岩波書店出版物の学界其の他に於ける信用と名誉とが約束されているのも、又決して不思議ではない。と共に(本屋のことはどうでもいいが)現在に於ける漱石文化なるものが、学界・一部の学芸界・又一般文化界・高尚な常識界・などに於て占める威容ある地位も、容易に理解出来る。
つまり今日の日本の文化人の世界では、而も高尚な文化人の世界では、高級常識から云うと、漱石文化が文化そのもののスタンダードになっているのである。科学でも芸術でも、時には宗教さえが(但し邪教はいけないが)、このスタンダードに照して評価される。之は現下の、日本の意外に強靭な、高級大常識なのである。このスタンダードは、高い文化水準を意味している。だがそれは高い思想水準と一つではない。又は(文化という言葉をもっと将来のあるものとして使えば)高い技術水準を意味しているが、高い文化水準は意味していない、と云ってもよい。
現在の日本に於けるアカデミシャニズム、及び云わばアカデミック・ジャーナリズムの、最も優れた形態が殆んど総てここに帰着するように思われる。