일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せかいのいっかんとしてのにほん

世界の一環としての日本

戸坂 潤

戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면

아오조라 문고

そこで政府は怪文書取締りに就いての法の不備を補うために出版法・新聞紙法・の改正を意図していたのであるが、広田内閣によって三六年の議会に提出された「不穏文書等取締法案」がその精神に基くものだったと一応云うことが出来るだろう。

処が人も知るように、この法律案は政党の殆んど全員一致による修正によって、辛うじて議会を通過することが出来たのだ。元来所謂不穏文書なるものは、大体に於て反自由主義者達の間から流布されたものであるから、政党にして見ればこの法案に賛成しないのは可笑しい筈だが、処が政府案は、不穏文書等という名の下に、所謂不穏文書の他に不穏な私信や会話までをも含めようとしたのである。不穏文書と所謂流言飛語とを本質的に一緒にみて弾圧しようというわけだ。文書というとに角一種の出版物と、流言飛語という単なる一種の肉声的発音とを一緒にするのは一寸変だが、そればかりではなく、不穏文書が反自由主義者の物であったに反して、所謂流言飛語の方は当時却って自由主義者が反自由主義者に就いて放つデマゴギーだという次第で、社会的に全く相反した方向を持っていたわけだ。だから政党は流言飛語の取締りの一項を修正削除することに全力を傾けたのである。