일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せかいのいっかんとしてのにほん

世界の一環としての日本

戸坂 潤

戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면

아오조라 문고

講演者のジェスチューアなども実は無視出来ない要素だが、演説でない限りそれ程重大ではないだろう。尤も日本人の学術的又は教育的な講演がジェスチューアに乏しくて生彩を欠いているといわれる点は、注意に値いするが、併しそれだけに日本流の講演はラジオで充分に教育的効果を挙げることになるとも云うことが出来よう。親しく声咳に接することによって聴講者が受け取る講演者の人格的影響というようなことになると、どの程度に信頼していいものか私には疑問だ。特に講演の内容が学術的で理論的である場合は益々そうだ。

テレヴィーにまで発達していない今日のラジオで、講演を再生するに欠けている重大な要素は、併し、終局に於て云わばチョークによる解説が不可能だということにあるだろう。コレとかアレとか、コッチとかアッチの方とか云いながら、指で指しても判る筈の、直観的な省略方法が、ラジオでは一々不自由な言葉に直されなくてはならぬ。もしこうした直観的解説の仕方もまた講演者のジェスチューアだというのなら、その限りジェスチューアも亦決して無視出来ない講演の要素だと云わなくてはならぬ。

処でラジオ講演の持っているこの欠点が、ラジオによる講義の場合には一層重大な意義を持って来る。