일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せかいのいっかんとしてのにほん

世界の一環としての日本

戸坂 潤

戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면

아오조라 문고

この点問題は大学講義の大衆的解放ということに関係しているのだ。日本の大学は徹底的に非大衆的であることをその特色としているし、又その矜りとさえしているのではないかと思われる。なる程どの大学でも夏季大学式の庶民向きの講座は開講する。だが学生向きの講義そのものを許す範囲で大衆に聴かせるということは、あまり考えられていない。庶民向きだから講義の調子を下しているという風にばかりは云えないが、庶民向きの講座は夫として、別に学生に対する講義を或る程度に大衆に公開するということは、学術の大衆化にとって重大な意味のあることだが、それをあまり大学当事者は心がけていないらしい。勿論それには無理からぬ理由がある。学生は少なくとも一般の市民に較べて聴講の優先権を享受しなければ不合理だろう。もし無条件に大衆に一般的に講筵の座席を公開するなら、確かに大きな不便を来たすかも知れない。だが、そこにこそラジオ放送の有用な処があるわけだ。少なくとも講義の一切のものはラジオ放送として不充分であろうとも、一向に不都合のあろう筈はないからである。大切で立派な講義ならば之を聞かせおしむということは筋の通らない話しだし、学生には聞かせても庶民には聞かせてはならぬという講義も、あってはならぬ筈だ。