일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せかいのいっかんとしてのにほん

世界の一環としての日本

戸坂 潤

戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면

아오조라 문고

而も教授も、独り学生のみならず、一般市民がその講義に立ち会っているという意識から、世間に出してはずかしいような馬鹿げたことはあまり云わなくなるだろうし、優れた教授ならば講義の仕栄えも一段とあるわけだ。

一般の専門外の聴衆を相手にすると思えば、初学者に高級な学術を説明する場合のように、講義がしにくくなるということは考えられるかも知れぬが、併し一般大衆に向かって話しをする心算になれというのではなくて、学生に対する専門の講義に一般市民の立会いを許せというのである。専門の講義に、専門の予備知識のない素人を立ち合わせて何の意味があるかと反駁するかも知れぬが、決してそんなものではないのである。専門的な理論の可なり大多数のものは、その内で常識の卓越性が演じている役割が極めて大きいものだという、一つの事実を知らねばならぬ。有態に云うと法科などの講義の可なりのものは常識に帰する。であればこそ、私立大学などへ行くと、学部の学生も、専門部の生徒も、同じ講義を一緒に聴くということが、事実上不可能ではないわけだ。常識的だから無価値だなどと云うのではない。却って常識的であればこそ、この種の理論や学術は特有なムツかしさを持っているのであって、このムツかしさをマスターした教授達は、恐らく素人市民の立会いが自分自身の授業内容や研究や、学生