후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいのいっかんとしてのにほん
世界の一環としての日本
戸坂 潤
戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면
こんな農民が、自分自身の圧力によって、独立政権を樹立させたということは、到底考えられないことだ。
すでに北支の独立自治ということと、防共の必要との間には、著しく苦しいギャップがある。まして、北支三千万民衆に含まれる本来の農民の自治運動と、防共の必要との間には、説明すべからざる飛躍があるということを見ねばならぬ。無論北支の「自治政権」と農民の「自治」とは抑々甚だしくかけ離れたものだろう。だがこの二つを、粗雑に一緒にするとしても、夫と防共の使命とでは、木に竹をついだようなものだと云わねばならぬ。全く妙なことなのである。
だがああいうレッテルのことは実はどうでもいい。レッテルを信用するから、信用問題が起きるのであって、レッテルが中味通りに貼られていると決めてかかることは、正直過ぎるだろう。北支自治政権の独立は、元来農民の赤化防止の要求(?)というような閑問題とは全く関係がないのである。否、実は、華北大衆の安寧秩序そのものとさえ、原則上は関係がないのだ。無論恐らく事実上は之が北支の安寧秩序を確保することは或る限度まで必ず出来るであろうが、それは付帯的な結果であって、本当の目的でも何でもない。