일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せかいのいっかんとしてのにほん

世界の一環としての日本

戸坂 潤

戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면

아오조라 문고

林内閣の拝命・組閣行動・政綱発表に就いて、不安を感じる代りに歯がゆさを感じている一群の人間は勿論いる。それが何であるかはやがて触れるわけだが、今たれより先に、この林内閣の政情に就いて殆んど凡ての本質的な不安を一掃して至極明朗になっている一群の人間もあることを見なくてはならぬ。林内閣、特に結城蔵相新政策に対する「世間」の拍手喝采がその辺から起きるのである。元興銀総裁結城豊太郎氏は、云うまでもなく代表的な形態の金融資本の最も信用のある技師である。それが馬場膨大財政を多少削減して、悪性インフレ・物価騰貴・の傾向を防止し、公債の消化と予算の消化とを可能ならしめようという。三井の元老池田成彬氏を日本銀行総裁にすえて、このため金融統制政策をバックさせるのである。而もそれを出来るだけ円滑にやろうというのだ。この政策によって明朗になり得るものが、さし当り、金融資本の利益であることは、云うまでもない。かくて「財界」は、一斉に林内閣・結城財政によって朗らかになるのである。

では所謂、業界の方はどうか。いわゆる商工業者と云われる産業資本の方はどうか。前の馬場三十億財政の経済的バックとなったものは日本の産業資本だと云われている。