후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいのいっかんとしてのにほん
世界の一環としての日本
戸坂 潤
戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면
だが実は今日行なわれる政党との妥協や議会政治の尊重そのものが、実はこの落ちつくべき処に落ちついた「革新」の形態に必要な一つの契機に他ならない。あたかも粛軍行程が、この実際的な――持続的耐久的な――革新形態にとって是非必要だったもう一つの契機であると全く同じにだ。
軍部と政党、内閣と議会、の対立は、民衆の世論の立場から見て、今日、重大な実践的対象ではあるが、それをその現象のまま正直にとるなら、まず誤りである。そういう解釈は単に、事態の本質を不明朗にし、右顧左眄、自分の心を不安にするのが精々の落ちだろう。寧ろ問題は、内閣の政局上の使命が、重臣その他の手によって、最近いつも軍部と政党とを調和するという機能の一点に集中されている、という点に横たわる。之が日本の今日の政局の、あり得べき唯一の実際的形式であり、而もこれこそが、実は最も革新的な、庶政一新的な政治の方向なのである。
今見たように一見、政局はとにかく安定面に接着するように見える。不安定な内閣であっても、とにかく安定面へ接着するという形式を与えられて誕生する。だが、この安定面自身が、実は、一見緩慢な併し不断の斜面なのである。