일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぶっきょうじんせいとくほん

仏教人生読本

岡本 かの子

岡本 かの子의 仏教人生読本(ぶっきょうじんせいとくほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 124,886자 · 246화면

아오조라 문고

日本では、こういう場合に、客人達に義理立てして、客人達全部が帰ってしまうまで、二時でも三時でも起きて付いています。そしてとうとうその夜は寝ずじまいになり、客人達もその義理立てを当然に思って平気で居ます。そういうことが度々続いたとしたら、その結果はどうなるでしょうか。主人夫妻の方ではその翌日の仕事が駄目になりまして、その不満がお客に向うと、「あのお客達は長尻で困る」などと愚痴をこぼし、終いには訪問されるのを嫌うようになります。またお客達の方でも少しは気の毒に思ったり、恐縮することもありましょう。これではお互いの親善とか好意が無駄になります。

物事には程が必要ですが、それは、お互いにお互いの利己主義を認め合い、お互いのためを思い合って、お互いの利己主義を出来るだけ調和して発揮させて行くことが、博愛主義にも通ずる利口な利己主義の使い方だと思います。かくして健全な独立した個人による調和された社会、国家が成立つのであります。仏教でも、まず第一に自己を立てることを勧めます。お互いが自己を立てようとすれば、勢い他を立てることになります。それを利他と言いまして、自利、利他、相まって、完全な人生を出現させようと仏教は説いております。