후리가나로 읽는 일본 고전
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ぶっきょうじんせいとくほん
仏教人生読本
岡本 かの子
岡本 かの子의 仏教人生読本(ぶっきょうじんせいとくほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 124,886자 · 246화면
第六五課 唯物と唯心
それでは、これを不明のままで、不可抗力の運命として、諦めてしまうのは余りに意気地なしであります。まして人間生れつきの性質上、生命の躍進、進展は本能であります。そこで、一方「智」の価値は充分認めながら、しかもその欠陥の不足を他のもので補って行きたい。この複雑変化の多い因果関係の世の中に、因果に左右されない一定不変の法則を見出して行きたい。そのしっかりした根本方針を握って浮沈の多い世の中に処して行きたい。その日暮しの生活知識の奥に、永遠に利息が産み出せる定期預金のような知識を積みたい。これが、自分の中に「慧」を発見して、この慧によって世の中の現象の底にある一定不変の本体、本性すなわち実在を見出して行こうとする努力、欲望なのであります。この学識を「真諦」(一定不変の真理性のこと)と言います。
第六五課 唯物と唯心
みごとな柿の一籠を地方の未知の人から送って来ました。形のよく整った御所柿です。
好意があればこそ柿の贈物がある。これ唯心的の見方であります。柿の贈物があるので人の好意も現し得られる。これ唯物的の見方であります。
事実は両方を兼ねているでしょう。