후리가나로 읽는 일본 고전
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ぶっきょうじんせいとくほん
仏教人生読本
岡本 かの子
岡本 かの子의 仏教人生読本(ぶっきょうじんせいとくほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 124,886자 · 246화면
第七二課 さとり
釈尊在世と同じく現実の条件として、致し方のないことであります。
しかし、仏教では現実上の極楽必ずしも絶対のものでなく、地獄もまた絶対のものでないと説くのであります。因縁果の理法によって出来たものとすれば、その因と縁を突き止め、その善きを加え継ぐことによって極楽はいよいよ続き、地獄はその性を失う。もし、悪きを加え続けばその反対となると説くのであります。その根本の性を無性と説き、その上に現るる因果の法は歴然であると説くのであります。この理法を信じ望を失わず、善を積み、悪を斥けて、一歩一歩に努力の満足を得つつ行く、これが真の意味の極楽浄土であります。渋い落付いた味の極楽であります。
第七二課 さとり
「さとり」ということは、無限の宇宙生命と、有限の私たち個人の生命と、全く一つのものであることを、はっきり認識したその意識を指すので、禅家の方殊に臨済宗の方で、やかましく言う修業上の心境の段階を指します。さとった人は、この有限で生き死にする私たち個人の精神肉体が、取りも直さず永劫不滅なるものの現れと知って、もはや人生上に煩悶するものもなく安心立命のその日その日を送れるというのであります。