일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぶっきょうじんせいとくほん

仏教人生読本

岡本 かの子

岡本 かの子의 仏教人生読本(ぶっきょうじんせいとくほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 124,886자 · 246화면

아오조라 문고

第五六課 達人の病苦観

かくして運命は人の造るところとなるのでありますが、それにしても心すべきは、肉体の健全と強い意志の養成が必要であります。そしてその次に鋭き直覚力を掴まねばなりません。これにはいろいろ手段がありますが結局、本当の確信を掴むことです。何か一芸に徹することもよいでしょうが、仏教の信仰と修業とによって智慧を開く方法が最も正確でかつ可能なことの一つであろうと信じます。

第五六課 達人の病苦観

釈尊在世の昔、釈尊が滞在せられた毘耶離城に維摩詰という偉い仏教の体得者がいました。その偉さにおいては釈尊に一目置くだけで、あとの十大弟子などは足元へも寄り付けません。しかし身分は俗士の資格で職業も執り、家庭も形造っていました。

ある日維摩は病気をしたので釈尊は弟子に命じて病気見舞にやられます。ところが維摩は右に述べたような仏教の体得者ですから自分の病苦ぐらいについては立派な心用意があり、今さら、他人から慰めを得る必要もありません。しかし釈尊の弟子ともあろうものが、ただ、形式の見舞いの使者では物足らなくあります。何か維摩の持っている病気に対する慰め以上の慰めを考えて行って彼に力をつけてやり、実のある病気見舞をしなくてはなりません。