일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぶっきょうじんせいとくほん

仏教人生読本

岡本 かの子

岡本 かの子의 仏教人生読本(ぶっきょうじんせいとくほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 124,886자 · 246화면

아오조라 문고

真理はすでに厳然として在るのであります。ただ事情のために昧まされているだけであります。つまり可抗力的誤解です。その例は国際間の浮説、世上の噂、個人の周囲到るところに見出されます。

不可抗力と思われる誤解さえ、人智の発達はこれを覆えして、正解を呼び起して行けることは文化史上の幾多の事実に徴しても明らかであります。まして可抗的誤解などに惑わされていてはなりません。私たちは真理に対する強い信頼の力を呼び起して、あらゆる誤解を掃蕩すべく励まねばなりません。これこそ人生の使命の一つであります。しかし、その掃蕩に当って心すべきことは、この章のはじめに述べましたように、誤解は人生の機構上、無尽に湧き起る性質を持っております。一を払えば一起り、尺を刈ればまた尺というふうに、遼々無限の荒野を行くようなものであります。この様子を、般若心経は実に要領よく道破しております。

「無明もなく、また無明の尽ることもなく」、無明とは、人間の不明の心で、人世に誤解をなさしむる元であります。「無明もなく」というのでありますから、一応、不明の心を刈り取ったところであります。すると、その次に「また無明の尽ることもなく」