일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぶっきょうじんせいとくほん

仏教人生読本

岡本 かの子

岡本 かの子의 仏教人生読本(ぶっきょうじんせいとくほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 124,886자 · 246화면

아오조라 문고

鰹節を橋とし、ナイフを水としますと、この場合は、この章の標題とは反対の「水は流れて橋は流れず」であります。それは当然のことです。

しかし、鰹節削りの鉋が出来て鰹節を削るときには、今度は鰹節の方を動かします。この場合には橋に譬えた鰹節の方を動かし、水に譬える鉋は動かさないのですから、「橋は流れて水は流れず」です。

物事は、時と場合で自由な考え方、自由な使い方をしなければならない。鰹節を削るのには必ず鰹節を握り押えて削るもの、すなわち「水は流れて橋は流れず」の一方ばかりの考え方に凝り固まっている人は、折角鰹節削りの鉋箱が出来ても、どこまでも鰹節の方を動かしてはならぬものとして、鉋箱を逆にして鰹節に宛てがうでしょう。それでは不便で仕方がありません。

しかし鰹節と鉋の関係の融通ぐらいは、簡単なことですから誰でも無意識に自然にやっていて、別に大した考えを費さなくとも済みます。しかしもっと重大な事件に出合うと人間というものは案外、習慣や型に捉われて、なかなか自由な考え方で適切な処置をつけかねます。そこで、そういう捉われた頭を変換さすために仏教の禅語で「橋は流れて水は流れず」