일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぶっきょうじんせいとくほん

仏教人生読本

岡本 かの子

岡本 かの子의 仏教人生読本(ぶっきょうじんせいとくほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 124,886자 · 246화면

아오조라 문고

それには、その拠って来る原因を突き止めねばなりません。仏教では、自分の内部、および外界に在る三毒(貪・瞋・痴)が、これらの不平、不安、失望、恨み等……の悩みを惹き起すことを見破っております。

貪というのは、人間の本能欲です。眼前のいろいろのものを、惜しみ、欲しがる我欲です。瞋というのは、いろいろのことに怒ることです。他人のことに口惜しがり、また決して許すまじと思い募る激情です。痴というのは馬鹿のことです。私たちの心の最奥には仏智見と言って完全無欠の霊智があるのですが、その上を無明な痴が遮ぎっているので、みすみす自分に持ち合せる霊智を働かせることが出来ないのです。

以上三毒を仏教の修業法によって転向浄化して行くのです。仏(宇宙の大生命のこと。自身内部にある人格完成の芽もこれを仏性と言う)を念じ、無心無我となって、心を澄ますとき、この三毒の善用法が判って来るのです。皆さんは、悲しいとき、口惜しいとき、欲しいとき、馬鹿らしいことをしたとき、澄み切った大空や、漫々たる海上を眺めたことがありませんか。悠久無限を想わせるようなものに面すると、私たちの欲望、怒り、知識経験の如何に小さく、つまらないものであるかを嘆じ、慎ましくなるか、あるいは、朗らかになって一大勇猛心の湧くものです。