일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぶっきょうじんせいとくほん

仏教人生読本

岡本 かの子

岡本 かの子의 仏教人生読本(ぶっきょうじんせいとくほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 124,886자 · 246화면

아오조라 문고

仏というのは、その大空や、大海はもちろん、天地間のありとあらゆるものを引っくるめての宇宙の大生命体を指して言うのです。そして、この宇宙の万物は「草木国土悉皆成仏」(涅槃経は専らこの思想を説き明す)と言って、生物も無生物も、みな満足の状態になれる可能性があり、事実、刻一刻とその境地を目指して進んでいるのです。

ですから、その仏を念じ、その仏の目的を覚り、その進行に身を委ねるときは、貪は転向浄化して一切の善を求めて進み、瞋は転向浄化して一切の罪悪を断ち、痴は払いのけられて仏智現れ、ここにおいて天地間の大生命と、自心内部の赤裸々な仏心(人格完成の芽)とが手を取り合うのであります。この法悦の刹那を、絶えず自分の心身上に喚起し続けるのが仏教の修業法で、かくして日々の生活の一挙手、一投足が、自分のためにもなり、他人のためにもなる光明と歓喜にあふれたものになって来るのであります。この状態を、「自利、利他心平等」と言って、自分をよくし、他人をも同時に同じようによくするのですから、その人を菩薩として尊びます。もう、そこには不平不満や失望落胆などは決して起りません。