후리가나로 읽는 일본 고전
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けんきょうじゅなん
剣侠受難
国枝 史郎
国枝 史郎의 剣侠受難(けんきょうじゅなん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,479자 · 394화면
それなら結構、まことに公明正大というもの、見上げてござるよ、臼井氏」
ヒョイとあっさり引っぱずしてしまった。
今度は金弥があせって来た。「なんだ、お高くとまりやがって、見上げてござるもないものだ。これじゃあまるでおれの方が、下眼に見られてスカされたようなものだ。お京様の前だ、いけねえいけねえ。馬鹿に見える。このおれがな」
いいなずけの娘お京の眼に、馬鹿気て見えるということは、まさしく一大事に相違なかった。
「大きく出てやれ、話を大きく」で金弥はいったものである。
「いや何貴殿の噂などは、ほんのチョット出たまでで、実は当今のお政治向きについて、主として話しておりましたので」
こいつを聞くと広太郎「ははん」といって眼をまるくした。がその眼が細まった時、プッと両方の頬がふくれ前歯がチラリと現われた。軽蔑しきった苦笑である。「ははん、さようで、それは大きい。うぶな娘ごの前などでは、大きな話をした方が、たしかにえらく見えますからな。しかし一層大きいなら、日本の話より五大州の話、ないしは天文地文の話、地獄極楽の話などの方が、効能がありはしませんかな。ただし結局そういう話は、面白くないことも確かでござる。