일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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けんきょうじゅなん

剣侠受難

国枝 史郎

国枝 史郎의 剣侠受難(けんきょうじゅなん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,479자 · 394화면

아오조라 문고

お町の素姓

「いい形容詞だ。かなり荘厳だ。さてイスラエルの神様め、火柱になるか雷になるか、ちょっとおれにも楽しみだ。が永くは待たれない。なるたけ早く出してくれ。十まで数える、十までな。……一、二、三……」とゆっくりと、正雪数をかぞえ出した。「十だ!」と叫ぶと皮肉にも、四方を見廻したものである。

「これはいけない、現われないようだ。さてそれではおれの番だ。どうやら最後の拷問が、いちばん利き目があるらしい。鵜野門家の衆を率い、南蛮屋敷へ取り詰めろ! お町一人を目がけてな」

「待て!」と城之介がひざまずいた。「お町にはなんの罪もない! どうぞそれだけはやめてくれ!」

「ではよこすか、巻軸を!」

城之介なんの答えもない。

「鵜野、行け!」と正雪の声!

「はっ」というと九郎右衛門、牢屋口から出ようとした。とたんに外から声がした。

「先生、ご来客にございます」

お町の素姓

来客というのはほかでもない、紀州家の家臣牧野兵庫、客間にピタリと控えている。

「おおこれは牧野氏、深夜のご来駕何用かな!」

はいって来るや正雪は、やや不快そうにこういった。

兵庫前名を弥左衛門といい、尾羽打ち枯らした浪人であったが、その器量に眼をつけたのが、由井民部助正雪で、兵学講義に参上する、紀伊頼宣公へ推薦した。