일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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けんきょうじゅなん

剣侠受難

国枝 史郎

国枝 史郎의 剣侠受難(けんきょうじゅなん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,479자 · 394화면

아오조라 문고

奇怪な柱

島原城之介に相違あるまい。何かいおうと思ったが、物をいうさえ大儀であった。で広太郎はだまっていた。とまた城之介の声がした。

「ここはな」となんとなく、嘲笑的に、「貴殿、当分のお住居でござる。で、一応部屋の様子を、お目にかけて置く必要がござる。まず正面をお見詰めなされ」

立ちあがるらしいけはいがした。と、とびらでも開けるような、ギイ――ッという音が聞こえて来た。とたんに一つの光景が、広太郎の眼前に展開された。形にして穹窿型、光にして琥珀色、それが朦朧と現われたのである。すなわち広太郎の正面へ、別の部屋が姿を現わしたのである。

だがなんとその部屋の怪奇なことは!

広太郎にとってはこの部屋の様は、一生忘れることが出来なかった。とはいえ、それとて一口にいえば、城之介の奉ずるイスラエル教の、単なる道場に過ぎなかったのではあるが。

奇怪な柱

広太郎の眼前に展開されている部屋は、広さおおよそ二十畳敷きぐらい、自然と出来た岩窟で、その正面の奥深いところに、人工を加えた祭壇があり、その上に巨像が立っていた。

その巨像が異様なのである。

けもの神のような裸体の男、女怪のような裸体の女、まさしく二体ではあったけれど、一体のようにくっついている。