일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

けんきょうじゅなん

剣侠受難

国枝 史郎

国枝 史郎의 剣侠受難(けんきょうじゅなん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,479자 · 394화면

아오조라 문고

裏切り者

二十日の月がかかっている。森も林も灌木も、月光に浸ってぬれている。戦いの前の静けさである。槍を地につき、槍の柄へ、額をおッつけた天草時行、じっと何かを聞き澄ました。

「気になるなあ、どうも変だ。……あの物音! なんだろう?」

杉窪の里とは反対の方へ、聞き耳を立てたものである。が、いったいどうしたんだ、なんにも音などは聞こえないではないか。しかし天草には聞こえるとみえ、槍を取り直すと引きしごき、見えない敵へ突っかけた。「カーッ」とかけた気合いである。

裏切り者

見えない敵へ気合いをかけ、さて引っ返して来た天草時行、床几に腰かけると考え込んだ。

「どうなされました、天草殿?」築土新吾、不思議そうにきいた。

「うむ」というと天草時行、皺顔を一層しわにしたが、「どうもな、ちょっと変なのだ。だが恐らく空耳だろう。いくさ場では色々かわったことがある。で、カーッと気合いをかけ、悪魔ッ払いをやったッてものさ。だがもしこれでも聞こえるようなら備えの立て方をかえずばなるまい。……それはそうと、神様のことだが、島原一揆の連中には、森宗意だの蘆田忠左衛門だの、相当の人物がいたんだが、どうもね、みんな信心家で、ハレルヤ、ハレルヤ、ゼウス、ゼウス、などと変てこな呪文を唱え、神様へ頭をさげたので、とうとういくさに負けッちゃッた。