일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

けんきょうじゅなん

剣侠受難

国枝 史郎

国枝 史郎의 剣侠受難(けんきょうじゅなん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,479자 · 394화면

아오조라 문고

流浪の旅へ

地上にうずくまった老人が、膝頭へ額をあてている。枯れ木がたばねて捨ててあるようだ。

その時走って来る足音がした。と、やみから声がかかった。

「将右衛門めにございます」

流浪の旅へ

「将右衛門めにございます」やみの中から声がした。富士見の将右衛門が来たのである。滝の微光に半身をぼかし、ひざまずいている人影がある。それが富士見の将右衛門であった。

うずくまっていた老人が、物憂そうに顔をあげた。

「ああ将右衛門か、何しに来たな?」

「いやなことが起こりましてございます」

「そうか」といったまま老人は、依然地上にうずくまっていた。「人の世のことはみんないやだ」

「あなた様にもご存じの、天草時行が参りました」

「ああ天草がな? 裏切り者がな。……わしとはちがった意味の裏切り者」

「江戸の浪人、由井の正雪、一味の者が参りました」

「ああそうか、なんのために?」

「唐櫃を渡せと申します」

「ああそうか、唐櫃をな? なんの必要があるのだろう?」

「宝がほしいそうでございます」

「宝? なるほど、宝をな。……そうだ宝には相違ない。……なぜあんな宝がほしいのだろう?」

「誤解しているようでございます」