일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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けんきょうじゅなん

剣侠受難

国枝 史郎

国枝 史郎의 剣侠受難(けんきょうじゅなん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,479자 · 394화면

아오조라 문고

華やかな笑い声

ジャラーンとその時鉄杖の音、かすかに上の方から聞こえて来た。「ああ不吉な音色だわい」こうつぶやいた者がある。明の遺臣朱舜水、三筋に別れている峠道の、その一つをばたどっていた。

華やかな笑い声

富士見高原の峠道、喬木がすくすくと左右に生え、その葉が高く頭上を蔽い、穹窿型をなしている。トンネルが通っているようだ。木の葉にさえぎられて空が見えぬ。数本の松明に照らされて、その木の葉がチラチラする。左右に並んでいる喬木の幹、これも松明に輝いて、爬虫類のようにテラテラする。

先頭に一群の人数が行く。君尾を真ん中に引っ包んだ、数人の若い武士が、はしゃぎながら歩いて行くのである。君尾は若く美しい。その上陽気で大胆で、自由でおしゃべりで物にかかわらない。こういう娘の話し相手となって、夜道を行くということは、若い元気のいい武士にとっては、楽しいことに相違ない。あけっ放しの笑い声、高調子の話し声、それが絶えずそこから起こり、静寂な高原へひろがってゆく。その一群れと数間を隔てて、朱舜水の一行が歩いて行く。真ん中にいるのが朱舜水。その朱舜水と肩を並べ、左手にいるのが水戸光圀、右手にいるのが光圀の寵臣、朝日奈小弥太という若い武士。