후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
けんきょうじゅなん
剣侠受難
国枝 史郎
国枝 史郎의 剣侠受難(けんきょうじゅなん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,479자 · 394화면
「築土よ築土よ、あぶないぞよ。それ肩だ、右の肩」
飛びのく築土。広太郎は、ギョッとしてピタリと端坐した。と、正面の唐紙が、スルスルと一方へ開いたものである。現われたのは一人の老武士。やッ、その風采のあがらないことは! 年は六十以上でもあろう。せいの高さは五尺にも足らず、握り拳ほどの小さい顔、色は蒼く皺だらけ、口を見ればみつくちである。袴なしの着流しに、小刀一本たばさんでいる。わずかばかりの胡麻塩の髪を、総髪にしてうなじに取り上げ、紫のひもで巻き立てている。
チョコンと坐ると丁寧に一礼、それからしゃべりだしたものである。
「ようこそおいで袴殿。愚老は浪人天草時行。以後はな、どうぞ別懇に……、それはそうと、広太郎殿、剣は柳生を学ばれたな。立派なもので、よい気合だ。愚老すっかり感心いたした。築土築土、大馬鹿者め! お前など十人かかろうと、広太郎殿に及びもつかぬ。威張るばかりが能ではない。以後は注意、人を見るがいい。もうお前は斬られたようなものだ。貝殻骨から胸板まで、サーッと一太刀。アッハッハッハッ、すると生命がなくなってしまう。がしかしだ、広太郎殿、貴殿もまだまだちょっとお若い。