후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
だいぼさつとうげ
大菩薩峠5
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠5(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 262,120자 · 516화면
甲府城内の暗闘とか勢力争いとかいうことは、それで一段落になりました。
別家にいるお絹という女にとっても、このごろは同様に荒んだ有様がありありと見えます。出入りの誰彼との間に、いろいろとよくない噂が口に上るようになりました。或いは当主の主膳と、このお絹との間柄をさえ疑うものが出て来るようになりました。
それらの不快や不安を紛らわすためかどうか知らないが、神尾を中心として酒宴を催されることが多くなり、お絹もまた、その別家へ人を招いては騒々しい興に、夜の更くることを忘れるようなことが多くありました。それから勝負事は一層烈しくなり、お絹までが勝負事に血道を上げるようになってしまいました。
このごろのお絹は、自宅へ男女の客を招いては勝負事に浮身をやつしています。
或る時は、思いがけない大金を儲けることもありました。或る時は、大切の頭飾りなどを投げ出すようなこともありました。
興が尽きて客が去ったあとでは、なんだか堪らないほどな淋しさを感ずるようになりました。その淋しさを消すために、冷酒を煽るようなこともあり、ついには毎夜、冷酒を煽らなければ寝つかれないようになってしまいました。