일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠5

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠5(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 262,120자 · 516화면

아오조라 문고

短刀を取られてしまったお君は、そこへ泣き伏しています。

「お君殿、そなたの身の上を頼まれたは拙者、殺してよい時はこの兵馬が殺して上げる、それまでは不足ながら万事を拙者にお任せ下さい、必ず悪いようには致さぬ、もしそれを聞かずに再びこのような短慮な事をなさる気ならば、拙者にも了簡がある」

兵馬は言葉を強くしてこう言いました。けれどもお君は、それに対して何の返事もできないのであります。

「さあ、御返事をなさい、この上とも万事を兵馬にお任せ下さるか、それがいやならば、この短刀をお返し申す故、この場で改めて自害をなさい、兵馬が介錯をして上げる、介錯した後にはこの兵馬も、そのままではおられませぬ」

兵馬はなお手強く言って、お君の口から誓いの言葉を聞こうとするらしくあります。

「そのお返事のないうちは、この場を去りませぬ」

兵馬はお君に向って、あくまでその返答を迫るのであります。

「宇津木様、わたくしには何もかもわからなくなりました、お前様のよろしきように」

ともかくもその場はお君を取鎮め、万事を我に任せろと頼もしいことを言って力をつけたものの、兵馬自身によくよく衷心を叩いて見ると、それは甚だ覚束ないことです。