후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠5
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠5(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 262,120자 · 516화면
「その屋敷でござんすか、そりゃこの峠宿から二里ほど奥へ入ったところの美平というところが、それなんだそうでございます。今はそこには人家はございませんが、そこが、碓氷の貞光の屋敷跡だといって伝えられてるところでございます」
がんりきの百は、いっぱしの面をして案内ぶりに話しかけると、
「なるほど」
南条力はいい気になって頷いてそれを聞いている取合せが、奇妙といえば奇妙であります。ナゼならば、南条力は少なくともこのがんりきの百なるものの素行を知っていなければならない人です。それは甲州街道で、このがんりきの百が男装した松女のあとを、つけつ廻しつしていた時に、よそながら守護したり、取って押えたりして、お松を救い出したのはこの人であります。百にしてからが、この人の怖るべくして、狎るべからざる人であり、ともかく自分たちには歯の立たない種類の人であることを、充分こなしていなければならないのに、こうして心安げになって、いっぱしの面をしていることが、前後の事情を知ったものには、どうも奇妙に思われてならないはずです。
ところが、このがんりき先生は一向、そんなことには頓着なく、